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こんにちは☆
昨日は久しぶりに1日中雨でしたね。今週は秋晴れが続くみたいです〇
さて、今回は大腸カメラの流れについて説明していきたいと思います。大腸カメラは検査の準備がとても大変です。当院で検査を受けた事がある方も無い方も最後までお読み頂けると嬉しいです。
前日の準備
検査日の前日は検査食(e-コロン)を食べて頂くか、消化の良いお食事をお願いしています。便秘がひどい方は3日前から消化の良いお食事をお願いしてます。検査の時に腸内に便が残っていると観察が不十分になってしまい、せっかく検査を受けたのにキチンと観察できない事になってしまいます。その為、前処置をしっかり行う必要があります。
(消化の良い食事の参考)
夜9時以降は食事を取らない様にお願いします。また飲酒も控えてください。水分補給や寝る前に飲むお薬がある方は内服していただいてOKです。
寝る前にピコスルファートナトリウムというお薬を内服していただきます。これは遅効性の便秘薬で、翌朝に排便を促すお薬です。たまにこのお薬が効きすぎて夜中にお腹が痛くなり、トイレに籠もってしまう方が居られます。そういった方にはセンノシドというお薬に変更し腹痛が無くなるようにしています。もし、ピコスルファートで腹痛が出た方は、検査前の下剤の説明時に去年腹痛でしんどかったとお伝えいただけると幸いです。
当日の準備
下剤を飲む30分前に胃や腸の動きをよくするお薬を内服していただきます。この時普段飲んでいるお薬がありましたら一緒に飲んでください。ただし、糖尿病のお薬は飲まない様にお願いします。内服すると低血糖になってしまう可能性があり危険です。検査の予約時間によって下剤を飲む時間は違いますので、指定のお時間に内服を開始してください。下剤は1.8ℓあり1時間半で飲んで頂きます。そしてトイレに5~15回通い腸の中を空っぽにしていただきます。この下剤を飲んでトイレに行くのがとても大変で、しんどい作業でもあります。でも、この作業が一番大切で重要な作業になります。腸の中をキレイにしないとキチンと観察出来ません。
服薬について
糖尿病のお薬・・・検査当日は糖尿病の薬は飲まないでください。内服すると絶食の為、低血糖症状が現れる場合があります。
抗凝固剤(血液をサラサラにする薬)・・・飲んで頂く方と休薬していただく方がいます。この薬を飲んでいる方はご相談ください。
来院してから検査まで
来院されて、保険証の確認等が終わりましたら、中の前処置室でお待ち頂きます。
そこで、問診票の確認や麻酔使用の有無、便の状態など確認させていただきます。最後の方のトイレで便の状態を確認しておいてください。来院されてから便の状態を確認させていただきます。便の状態によっては来院してから処置が必要な場合もあります。そして、検査の準備が出来るまでお待ちいただきます。
検査の準備が出来る前くらいに検査着に着替えて頂きます。当日は脱ぎ着しやすい服装で来院してください。
検査着は病衣を着て頂きます。
検査室入室
準備が整い次第検査室に入って頂きます。まずはお名前の確認を行います。取り間違いがあってはいけませんので、ご協力をお願いいたします。そして、検査着は腰の当たりで結び検査用のパンツが見える形にします。もちろん他の患者さんに見えないようカーテンを閉めてから行います。この状態でベッドに横になっていただき、血圧やSpO2 測定、その後、麻酔を使う方は血管に針を入れさせて頂きます。麻酔を使われない方は針を刺すことはありません。
検査開始
先生が来る直前で麻酔をお薬を注射します。麻酔のお薬の作用時間は短くあまり早く打つと検査の途中で目が覚めてしまいます。その為、検査が始まる直前でお薬を注射します。それまで少し、お待ちいただきます。
麻酔を使われない方は先生が来るまでお待ちいただきます。
検査自体は15~30分くらいで終わります。曲がり角を超える時などにお腹を押される感じが有ったり、痛みが出る場合があります。一番奥まで挿入できると落ち着いてくるので、なるべく力を抜いてリラックスしてください。
検査終了
麻酔を使われた方は検査終了後30~60分ベッドで寝て頂き、しっかり目が覚めたら移動していただく様にしています。目が覚めていない状態で帰宅するとつまずいたり、転倒し危険です。中にはこちらで大丈夫そうだと思い、帰宅していただいても、どうやって帰ったのか覚えていないと言われる方も中にはいらっしゃいます。なるべく危険が無いように配慮しながら、ご帰宅いただいております。
麻酔を使わなかった方は検査終了後すぐに帰宅する事ができます。
会計
検査後お会計をして帰宅となります。検査の内容やポリープを取るか取らないかによって費用は変わってきますが3割負担の方で10000~35000円程度必要になってきます。
帰宅後
検査終了後すぐに飲食出来ません。検査終了後から1~2時間は飲食禁止です。目が覚めてから説明を行いますので、しっかり守って頂きたいと思います。飲食可能な時間になったら、消化の良いお食事をお願いします。腸に負担がかかっていますので、急にあぶらっこい食べ物や消化の悪い食べ物を食べるとおなかが痛くなるかも知れません。水分はしっかり摂取していただき、身体の中に残った麻酔のお薬を排泄していただきたいと思います。麻酔の副作用で一番多いのは頭痛と倦怠感です。しっかり水分補給し排泄する事で防ぐことができます。
いかがだったでしょうか?今まで検査を受けたことがある方もない方も参考にしていただき、早期発見早期治療を目指していきたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。