大腸がん、大腸ポリープ、炎症性疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)などの病気を見つけ、診断するのに非常に有効です。また組織の一部を採取したり、病変を切除する日帰り手術も行っております。
大腸カメラ検査
Medical
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肛門から内視鏡を入れて大腸内を直接観察する検査です。おしりから大腸の最深部(盲腸)まで内視鏡を進め、抜きながら大腸の表面粘膜を観察します。この内視鏡の先端には、小型の高感度電子カメラが取り付けられており、さまざまな大腸の病気の発見に役立ちます。
近年、食生活の欧米化により、日本人にも大腸がんが急増しています。大腸がんの早期には症状の無い場合が多く、発見が遅れる場合が少なくありません。大腸がんについては、早期発見(大腸がんになる前のポリープのうちに切除すること)により、大腸がんによって命を落とす可能性をゼロに近づけることが可能です。
また、お若い方の場合は、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)も食生活の欧米化により増加傾向です。
一例ですが、これらの疾患の発見に非常に有用な検査です。
大腸がん、大腸ポリープ、炎症性疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)などの病気を見つけ、診断するのに非常に有効です。また組織の一部を採取したり、病変を切除する日帰り手術も行っております。
まずは診察にお越しください。
(大腸カメラは、インターネットで予約ができません。一度当院に受診してください。)
現在の症状やこれまでの病歴などを伺います。(人間ドックや健診で指摘された方は、検査結果一式をお持ちください)。
続いて、腹部の触診などの診察を行います。
検査が決まったら、患者様のご都合を聞きながら検査日程を決定し、ご予約をお取りし、検査についての詳しい説明を行います。また、内視鏡検査に必要な血液検査を行います。
診察時にご説明した検査前食を摂取していただきます。
食事内容や注意事項を守っていただいた上で、夜、下剤を飲んでいただきます。
●家で飲まれる場合
朝、6時30分から下剤を服用していただきます。腸内の洗浄が完了し、10時ごろに来院していただきます。検査までに状態を確認し、ソファでゆっくりお待ちいただきます。
腸の洗浄が完了したら検査にお入りいただきます。
全身状態を確認した後、鎮静剤を注射し(当院は、大腸内視鏡検査では、鎮静剤を使用します)、半分眠ったような状態で検査を行います。
ポリープが見つかった場合は、同時に切除することも可能です(ポリープがあった場合の処置については、検査予約時の診察の際にご説明、ご相談いたします)。
検査時間は、通常15分から30分程度で終わりますが、腸の長さや形状によって個人差が出て来ます。また、ポリープ切除をした場合は、さらに時間を要することがあります。
検査終了後は鎮静剤の影響が落ち着くまで、ベッドに寝たままお休みいただきます。40~60分程度お休みいただき、全身状態を確認した後、着替えていただきます。
検査結果の説明は、当日モニターを見ながらご説明いたします。ポリープ切除を行った場合や組織の一部を採取した場合などは、検査後の日常生活にも注意事項がありますので、併せてご説明いたします。
なお、採取したポリープや組織の検査結果は、約2週間後に出ますので、その結果の説明は後日になります。