腹部エコー検査
Medical
Medical
腹部超音波検査では、肝臓、胆管・胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など臓器を対象として検査を行っています。(膀胱、前立腺、婦人科疾患に関しては、条件の良い場合は観察ができますが、正確な診断は泌尿器科や婦人科専門医との連携をとる必要がある場合があります。)
脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞がん等の肝腫瘍、胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢腫瘍、胆管がん、膵がん等の膵腫瘍、脾腫、脾腫瘍、腎結石、腎腫瘍、水腎症、副腎腫瘍、腹水などの診断に有用です。
腹部超音波検査は、消化管ガスの存在等の検査条件により正確な診断ができない(特に膵臓)場合もありますので、必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な病院との連携をとり紹介させていただきます。
当院では、HITACHI製 ARIETTA S70にて検査を行っており、負担を最小限に抑えて肝臓の繊維化(硬さ)を測定することが可能です。肝線維化診断のゴールドスタンダードである肝生検は、侵襲的な検査になりますが、現在、エコーによる肝臓エラストグラフィという負担が少ない非侵襲的な肝線維化診断法が研究されており、当院ではそれを用いて肝機能の測定が可能です。具体的には、RTE(Real-time Tissue Elastography) SWM(Shear Wave Measurement)による肝線維化診断が可能です。
※ネット予約可能
腹部エコー検査がインターネットで予約可能です。
甲状腺超音波検査では、甲状腺腫、慢性甲状腺炎(橋本病)、バセドウ病、甲状腺腫瘍、甲状腺がんなどの診断を行います。
乳腺超音波検査は、乳房(主に乳腺)の状態を調べる検査です。乳がんの有無の検索に有用ですが、のう胞や線維腺腫といった良性腫瘍も多く検出されます。
マンモグラフィのような乳房の圧迫を必要としないため痛みはほとんどありません。妊娠経験が無い方や初産年齢が高かった方、初潮が早かった方や閉経が遅かった方、肥満の方、乳がんにかかられたご家族がおられる方、このような方に乳がんが発生しやすいといわれており、定期的な検査が望まれます。