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あっという間に2月になってしまいましたね。寒い日が続きますが、体調を崩されてないでしょうか?3年ぶりにインフルエンザが猛威をふるっています。引き続きの感染対策を心がけましょう。
今回は、前々回に便秘についてお伝えしましたが、補足としてお伝えしたいことがありブログを更新しました。ぜひ見てみてください。
前回の便秘改善の提案
便秘かも?と思ったら、まずは食生活と生活習慣を見直すことから始めましょう
〇 水分不足ではないか?
〇 食事の量が少なくないか?
〇 運動不足ではないか?
〇 規則正しい生活か?
〇 トイレに行く時間があるか?
〇 便意を我慢していないか?
上記を前回は提案させてもらいました。
でもそれだけではないのです。
トイレでの姿勢の大切さ
皆さんは、トイレではどのような姿勢をされていますか?
便座に座って姿勢を正して座っていますか?それとも前かがみで座っていますか?
「今日も便が出なかった。」と、すっきりしない思いをされている方はいませんか?
もしかすると、トイレでの姿勢が原因かもしれません。
トイレでいきむときは、前かがみになるのが最も排便しやすい姿勢です。この姿勢は、じつは和式トイレでの排便姿勢に似ているので、経験的にご存じの方も多いかもしれません。
しかし、2019年度の洋式トイレの普及率は、大阪府で95.7%となっているため、ここ近年での和式トイレの使用は少なくなっています。
解剖学的にいうと、前かがみの姿勢で排便しやすくなるのは、直腸と肛門のなす角である「直腸肛門角」が一直線に近くなるためです。洋式トイレでの普通の座り方では、直腸肛門角に角度がついているため、便が出にくい状態です。しかし、前かがみになると、恥骨直腸筋がゆるみやすくなります。すると、便がスムーズに出やすくなるのです。
トイレの姿勢例
前かがみの姿勢を例えるとすれば、ロダンの考える人です。洋式トイレで前かがみになるのは難しいと思われた方もいるかと思います。そこで、足台を使ってかがむ姿勢を深くする。実に簡単なことですが非常に効果があります。トイレでいきむ時間が短くなり、残便感も減ります。
前かがみになると便は出やすくなりますが、それでもなかなか出ないこともあります。そんな時にあまり強くいきむと痔になりやすいです。それだけでなく、血圧が高めの方は血圧が上がって脳卒中になる危険性も高くなります。
事実、トイレで脳卒中を発症する人は意外に多いのです。いきむのは血圧が上がらないようにほどほどにしましょう。息を吐きながらお腹に力を入れると、血圧上昇を抑えることができます。
また、股関節の手術をされている方は、前かがみになることで脱臼の危険性があるのでご注意ください。
トイレでの姿勢を注意するだけでなく、腸内環境を整えて、いきまずにすむような気持ちのよい排便を心がけましょう。
いかがでしたか?
便秘にも様々な原因があります。ポリープや大腸がんなどで腸が狭くなったり、詰まっていることもあります。今まで便通がよかった方が、急に便秘になったり、便が細くなった方、また生活習慣を整えたり、排便時の姿勢を前かがみにしてみても便が出にくいなど、お困りごとがある場合はぜひご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。