電話リレーサービスってご存じですか？

今日は電話リレーサービスについてお知らせしたく、ブログを書きます！

電話リレーサービスとは

この電話リレーサービスとは聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律で定められた公共インフラで、令和2年12月1日に制定されました。

2021年7月1日10:30から利用開始のサービスとなります。

平たく言うと聴覚障害や難聴者、発話困難者(聞こえない人)と聞こえる人を通訳オペレーターを介して会話をするというサービスです。

電話リレーサービスの提供は、法律に基づき、電話提供事業者の負担金からなる交付金により賄われる交付金制度で成り立っています。多くの電話提供事業者は、この負担金を、「電話リレーサービス料」という形で、電話の利用者の皆様にご負担いただくことになります。ちなみに負担金は約1円/月です。

 

聞こえない人の利用シーン

• 救急通報機関への連絡・・・110番や119番へかける事が出来ます。
• 病院への連絡・・・スムーズに病院へ連絡する事が出来ます。また、あらかじめ電話番号を病院に伝えておくと、病院からの連絡も受け取る事が出来ます。
• 仕事の相手先との連絡・・・仕事の相手先と連絡を取る事が出来ます。
• 店舗への予約・連絡・・・店舗への連絡をする事が出来、リアルタイムで予約・確認・変更をする事が出来ます。
• 学校や塾からの連絡・・・事前に電話番号を伝えておくことで、学校や塾などから電話で連絡がする事が可能に。
• 家族や友人との会話・・・話したい時に電話で連絡を取る事ができます。

 

聞こえる人の利用シーン

• 病院からの利用者へ連絡・・・電話番号を登録しておく事で、状況確認等を電話でする事ができます。
• 仕事相手への連絡・・・掛かってきた電話に折り返す事で、返事が出来たり、登録しておけば電話で連絡する事が出来ます。
• 店舗から利用者へ・・・掛かってきた電話番号へ折り返す事で、確認や変更の電話をすることができます。
• 家族や友人から利用者へ・・・事前に登録しておくことで、いつでも電話で会話する事が出来ます。

 

聞こえる人が電話を受ける方法・・・着信があり、応答すると「こちらは電話リレーサービスです。耳の聞こえない方などからのお電話を通訳しております。双方のお話を全て通訳いたします。よろしくお願いします」という案内が最初にあります。案内後通訳オペレーターと会話をしてください。

聞こえる人が電話をかける方法・・・電話リレーサービスの電話番号へ発信してください。オペレーターと接続されます。「お電話ありがとうございます。電話リレーサービスです。耳のきこえない方などへ手話通訳または文字通訳を通してお電話します。双方のお話を全て通訳いたします。おつなぎしますので少々お待ちください」のアナウンスの後、聞こえない人等を呼び出します。応答後、通訳オペレーターと会話をしてください。

 

通話料金

聞こえない方

聞こえない方は必ず登録が必要です。登録の方法は2種類あります。

月額利用料有り

• 月額利用料金1番号あたり　178.2円
• 固定電話への通話　5.5円/分
• 携帯電話への通話　33円/分
• 緊急通報・フリーダイヤル　無料

 

月額利用無し

• 固定電話への通話　16.5円/分
• 携帯電話への通話　44円/分
• 緊急通報・フリーダイヤル　無料

聞こえる方が発信する場合

電話リレーサービスに登録されている番号へ発信する場合、特別な利用料金は発生いたしませんが、IP電話へ発信する際の通話料金が適用されます。IP電話への通話料金の詳細はご契約いただいている電話会社へお問合せください。

電話リレーサービス利用時の留意事項

• 利用者(聞こえない人)は必ず登録が必要です。登録すると050から始まる電話番号が付与されます。
• インターネット回線を使用しますので、通信状況によっては映像が不明瞭になったり、途中で切れる場合もあります。
• オペレーターは通話内容をそのまま通訳します。代わりに交渉したり、用件を済ませたりすることは出来ません。
• 通話の内容が公序良俗に反する場合や、災害時・緊急避難時等の場合、オペレーターの判断で通話を中止する場合があります。

引用・詳細　日本財団電話リレーサービス　https://nftrs.or.jp/

 

今回はいつもと少し違った内容でブログを書かせて頂きました。こういった公共インフラが普及し、誰もが使いやすく住みやすい社会になってくれる事を願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました☆