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こんにちは☆
今週は梅雨の中休みでお天気な日が続きそうです。日中は暑くなりますので、脱水症や熱中症に気をつけてくださいね。
さて、今日は皆さんも良く知っていると思いますが、国民病の一つでもある、高血圧症について説明したいと思います。
良かったら最後までお読みください◎
血圧とは
そもそもですが血圧とは何でしょうか?
血圧とは、血液が動脈を流れる際に血管の内側にかかる圧力のことです。よく、血圧の”上”とか”下”という言い方をしますが、上は心臓が収縮して血液を送り出したときの「収縮期血圧(最高血圧)」の事で、下は心臓が拡張したときの「拡張期血圧(最低血圧)」の事を言います。
高血圧と高血圧症との違い
「高血圧」とは、一般的には「最高血圧が140mmHg以上か最低血圧が90mmHg以上、またはその両方」である症状を指します。 血圧は上下しやすいので、環境などによって一時的に高血圧の状態になることもよくあります。いつもは正常血圧で、一時的に高血圧になっているような場合については、基本的には医療機関での治療の必要はないとされています。
「高血圧症」は、血圧が長期間にわたって高血圧の基準値を超え続け、動脈硬化が進んで、心不全、脳出血・脳梗塞、心筋梗塞・狭心症といった高血圧の合併症をきたしうる状態である、という場合の診断名です。リスクのある状態なので、生活改善や医療機関での治療といった、血圧を下げるための対策が必要です。
まとめると、診断基準による高血圧は「血圧が高くなる症状(慢性的に続くとは限らない)」、高血圧症は「高血圧が慢性的に続く病気」といえます。
高血圧症の原因
高血圧症の原因が特定できる場合は『二次性高血圧』と言い、ホルモン分泌異常、腎臓疾患、薬剤の副作用などが原因で、原因の治療を行う事で血圧が下がっていきます。
原因の特定が出来ない場合は『本態性高血圧』と言い、生活習慣やストレス、遺伝的体質などが組み合わさって起こると考えられています。
日本の高血圧患者は約4,300万人いるとされていますが、その約90%は「本態性高血圧」だといわれています。原因の一つとされる「生活習慣」には肥満、飲酒、運動不足などが挙げられますが、日本では特に食塩の過剰摂取が影響していると考えられています。
もともとみそ、醤油などの調味料を用いる和食文化があった日本において、食の欧米化、外食・加工食品の普及なども相まって、さらに塩分が増えがちになったことが要因と考えられています。
症状
多少血圧が高くても、自覚症状がないのが普通です。血圧がかなり高いときは、頭痛やめまい、肩こりなどが起きやすくなります。しかし、こういった症状は血圧とは関係無くよく現れるので、高血圧は自覚症状があてにならない病気といえます。だからこそ症状があるなしに関わらず、検査・治療を受ける必要があります。高血圧状態では、血管の壁につねに強い圧力がかかっています。血管壁はその圧力に対応して、次第に厚く硬く変化し、動脈硬化が進行しやすくなります。その結果、血管の弾力性が失われて、血管内部はますます狭くなり、血圧がさらに上昇する悪循環に陥ることがあります。この悪循環が続くと、やがて「合併症」が起こることもあります。
合併症
高血圧の影響はまず、血管壁が弱い細い血管に現れ、細い血管が多い臓器ほど早く障害されます。具体的には、脳や眼(網膜)、腎臓などです。さらに、高血圧が長期間続き、太い血管の障害が起きると、脳卒中や心臓病、あるいは動脈瘤破裂という、生命を脅かしたり身体に障害を残すような、重い病気が起こってしまうことがあります。一般的に合併症は一度起きてしまうと治すのが難しく、病気の進行を抑えることで、治療は精一杯になってしまいます。ですから高血圧は、合併症が起きる前に治療を始めることが大切です。
いかがでしたでしょうか?次回血圧低下の方法やお薬について説明したいと思っています。
次回も良かったら最後までお読みください☆