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今週は、寒波の影響で寒い日が続くそうですね。寒いとじっとしていることが増えてしまい活動量が下がり、水分摂取も控えがちになりますね。そうなると、消化管の動きが低下し、便秘がちになる方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、以前にもお伝えしていますが、便秘についてブログを更新しました。
よかったら見てみてください。
便秘って?
食べ物は腸の中を通る時に大半の水分が吸収され、残りかすが適度な硬さの便として排出されます。
しかし、何らかの原因で水分が体に吸収されると、便が硬くなってしまいます。また、便が肛門の近くまできていても、うまく排出できない場合もあります。
便秘の症状には大きく分けて2つに分かれます。
排便の間隔は便秘かどうかを判断する1つの目安です。しかし、個人差が大きいのですが、スッキリ排便ができて困っていなければ、必ずしも便秘と捉える必要はないのです。
排便回数が週3回未満の場合は、一度、医療機関へ相談してみるのもよいと考えます。
また、排便回数が多くても、強くいきまないと出ない、便が硬い、排便後も便が残っている感覚があるといった症状が続いている場合は、慢性的な便秘症の可能性があります。
便秘のメカニズム
食べ物を摂取すると、消化管を移動しながら消化と吸収が行われ、残った食残渣が便となって、1~3日後に排泄されます。
ところが、何らかの原因で小腸や大腸の働きが低下すると食残渣の移動に時間がかかり通常よりも余計に水分が体内に吸収され、便が硬くなります。
また、直腸の筋肉がうまく機能せず便が排出されない場合もあります。
ストレスなどで便秘になったり、便秘になってストレスを増大させるといった悪循環「脳-腸相関」が原因になることがあります。
便秘の原因
・腸管の運動を抑制する作用をもつ薬剤(オピオイド系薬、抗コリン薬、抗パーキンソン薬など)によって便秘になることがあります。
〇 機能性便秘
・機能性便秘とは、消化管の形態的な変化がなく、器質性・症候性便秘、薬剤性便秘にあてはまらない便秘です。
〇 便秘型過敏性腸症候群(便秘型IBS)
・機能性便秘と同じく、器質性・症候性便秘、薬剤性便秘にあてはまらない便秘で、腹痛あるいは腹部不快感がある場合は、便秘型IBSの可能性があります。
・IBSでは、ストレスなどで便秘や腹痛が起こり、それらの症状によりストレスが増大する「脳-腸相関」がおこりやすく、便通異常、腹痛、不安感などの出現・増悪がみられます。
便秘かも?
便秘かも?と思ったら、まずは食生活と生活習慣を見直すことから始めましょう
〇 水分不足ではないか?
〇 食事の量が少なくないか?
〇 運動不足ではないか?
〇 規則正しい生活か?
〇 トイレに行く時間があるか?
〇 便意を我慢していないか?
便秘治療薬について
便秘薬には、便を柔らかくする薬、大腸を動かす薬、漢方薬などさまざまです。その人それぞれの症状に応じた薬剤を服用することで便秘の改善を目指します。
いかがでしたか?
「たかが便秘」とか、「便秘で病院に行くのは恥ずかしい」などと思っていませんか?食事や生活習慣を改善しても便秘の症状がよくならない場合は一度、ご相談ください。
便秘を放置することで、さらなる悪化や長い間かくれている他の病気に気が付けないことがあります。
そのため、早めに医師に相談して適切な治療を受けてみませんか?お待ちしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。