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カンジダ症って聞いた事ありますか?今日はその中で食道カンジダについて説明していきたいと思います。
カンジダ症とは
カンジダ症とはカンジダ属の真菌(カビ)による感染症です。カンジダ菌は口の中や消化管、膣に常に生息しています。健康な状態の時は人体に影響が出る事はありませんが、特定の環境の下では粘膜や皮膚で繁殖し、影響が出る場合があります。
感染しやすい部位は口腔や食道、陰部の粘膜や鼠径部、わきの下、お腹のたるみなどがあります。
今回は食道カンジダ症について説明をしていきます。
食道カンジダ症とは
食道カンジダはカンジダ菌が食道で増殖していて、胃カメラ検査を行い食道を観察すると白斑(白い付着物)がみられます。
症状
食道カンジダは大半の方は症状がありません。稀に食事の時の胸の痛みや胸やけ症状を訴える方が居られます。
原因
・免疫力の低下・・・高齢者や糖尿病などの体の免疫が低下している方や、体の免疫を抑える薬(ステロイドなど)を服用している人などに見られます。また、ストレスや疲れなどで身体の免疫が低下すると特に基礎疾患のない正常な方にも発生することもあります。
・抗生物質の服用・・・抗生剤などを飲むと、もともと住み着いていた常在菌のバランスが乱れる場合があります。このような際にはカンジダが増殖する可能性があります。
治療方法
ほとんどの食道カンジダ症は疲れやストレスが改善すると、自分の免疫力で自然治癒するため治療しないことが多いです。しかし基礎疾患のある方や症状が強い人では、カビを抑える抗真菌薬を使用し治療することがあります。
今回は食道カンジダ症について説明をしました。最後までお読み頂きありがとうございました。