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こんにちは☆
雨が長く続き、梅雨のジメジメに悩まされている今日この頃ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
梅雨に入ったり、気温が高くなってくると増えるのが、食中毒です。今回は食中毒について説明していきたいと思います!
食中毒とは
まず、皆さんご存じだと思いますが、食中毒の定義から説明します。食中毒とは食べ物に付着した異物(細菌・ウィルス・有毒物質など)を摂取する事により下痢・嘔吐、腹痛、発熱等を引き起こす病気の事を言います。食中毒の原因によっては命に関わる危険な物も存在します。
食中毒の原因は細菌性・ウィルス性・自然毒(動物性・植物性)・化学物質等があげられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
細菌性食中毒・・・食中毒の罹患率では、細菌性食中毒が一番多く、全体の約8割を占めます。この細菌性食中毒は細菌が育ちやすい6月~9月(夏季)に多くみられます。今一番流行っている食中毒です。細菌性食中毒をさらに細かく分類すると、感染型と毒素型が存在します。
・体内毒素型は体内に入った細菌が体内で毒素を生成し、その毒素によって引き起こされる食中毒です。代表的な原因菌として腸管出血性大腸菌(O-157)やセレウス菌などがあります。
・食品内毒素型は食品の中で細菌が毒素を生成しており、それを摂取する事により引き起こされる食中毒です。代表的な原因菌として黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌などがあります。すでに作られた毒素によって引き起こされるので、発症まで時間が短いのが特徴です。
ウィルス性食中毒・・・ウイルス性食中毒は11月~2月に多く見られ、中でも一番多いのはノロウィルスによる食中毒です。ノロウィルスの感染力はとても強く、10個のウィルスでも感染を引き起こすと言われています。ノロウィルスについては今年11月頃のブログで詳細を説明したいと思います。
自然毒(動物性・植物性)・・・自然毒とはフグやキノコ類などに含まれる自然界に存在する毒素を体内に摂取した時に起こる食中毒です。
化学物質・・・水筒やかんについた錆び(重金属)やヒスタミン物質で食中毒を引き起こす事が知られています。
対策
食中毒にならない為にはどうすれば良いのでしょうか?これからの時期に増える細菌性食中毒の予防方法です。
食中毒予防の3大原則は『つけない・ふやさない・やっつける』です!!
つけない・・・料理を始める前やご飯を食べる前には必ず手を洗う。生の肉や魚を切ったまな板や包丁は必ず洗ってから次に使用してください。
ふやさない・・・細菌の多くは高温多湿で増殖します。食材はなるべく早く冷蔵庫に入れて細菌の増殖を抑えましょう。
やっつける・・・ほとんどの細菌は熱に弱く、加熱処理をする事により菌を消滅させることができます。生肉の加熱は中心温度が75度以上で1分以上が必要です。
受診を考える目安
程度の軽い食中毒の場合は自宅で療養される方が多いのではないでしょうか?どれくらいの症状があれば受診を考えるのでしょうか?
上記の様な症状がある場合は、医療機関に行き受診する事をオススメします。
今日はこれから増えて来る食中毒について説明させていただきました。皆さんも食中毒には気を付けて、健康な日々を過ごしましょう◎
最後までお読みいただき、ありがとうございました。