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こんにちは。今週は暖かいですが、来週から冷え込むみたいです。皆さん体調は崩していないですか?
寒くなってくると足先の冷えが気になってきませんか?ただの冷え性であれば問題ありませんが、そこに下肢閉塞性動脈硬化症:LEAD、ASOと言う病気が隠れている場合があります。
今日はこの下肢閉塞性動脈硬化症についてブログを更新しました。良かったら最後までお読みください。
こんな症状はありませんか?
このような症状はありませんか。もしかしたら足の動脈硬化、下肢閉塞性動脈硬化症(LEAD、ASO)が原因かもしれません。
下肢閉塞性動脈硬化症は、足の血管の動脈硬化により血管が狭くなったり(狭窄)、詰まったり(閉塞)する病気です。足への血流が悪くなることで、足に栄養や酸素を十分に送ることができなくなるため、さまざまな障害が現れます。
原因
原因は下肢動脈の動脈硬化です。動脈硬化とは、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や喫煙習慣によって引き起こされる血管の変性です。血管の内側の壁が傷ついて、そこにコレステロールなどが沈着することで、粥腫(じゅくしゅ)と呼ばれるこぶができ、血管が狭くなります。その粥腫が破裂することで血栓ができ、急激な血流低下から血管の閉塞を生じることもあります。
このため、糖尿病・脂質異常症・高血圧症・喫煙・高尿酸血症・慢性腎臓病・肥満等の生活習慣病をお持ちの方ほど、起こりやすい病気と言えます。また、動脈硬化は全身同時に進行するため、狭心症や心筋梗塞・脳梗塞などと合併しやすい病気になります。
閉塞の程度による症状の段階
閉塞性動脈硬化症の症状は、進行の程度によって4段階に分けられます(Fontain分類:フォンテイン分類)。最も軽いのがⅠ度でⅡ度、Ⅲ度と数字が大きくなるにつれて、症状が重くなっていきます。最も重いのがⅣ度です。
Ⅰ度 | 足のしびれや強い冷えを感じる程度。皮膚も青白くなっています。ただ、こういった症状は日常的によく見られることから、下肢閉塞性動脈硬化症を発症していることに気付かないことがほとんどです。 |
Ⅱ度 | 少し歩いただけで足が痛くなって歩けなくなるものの、少し休むと再び歩けるようになる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が代表的な症状です。この症状は下肢閉塞性動脈硬化症だけでなく、整形外科の病気などでも起こるため、他の病気と間違えてしまうこともあります。 |
Ⅲ度 | 足の痛みが強くなり、夜も眠れなくなる安静時疼痛が起きてきます。足が黒く変色し、深爪や小さな傷が治りにくくなってきます。 |
Ⅳ度 | 足先に血液が届かなくなり、つま先やくるぶしの外側などに、傷をきっかけにしてただれや潰瘍ができてきます。重症になると壊疽(えそ)を起こし、足を切断しなければならないケースもあります。 |
検査方法
下肢閉塞性動脈硬化症の検査では、まず問診と触診が行われます。触診では足のつけ根、膝の後ろ、くるぶしの内側、足の甲にある4か所の動脈を触って、脈が触れるかどうかを調べます。脈が弱かったり、感じないときは足の動脈がつまっていると考えられます。また、腕と足首の血圧を測り、その差をみる検査(ABI)でも血管が詰まり始めているかどうかがわかります。通常は腕より足の血圧の方が高いですが、足首の血圧が低いときは、下肢閉塞性動脈硬化症が疑われます。
いかがでしたでしょうか?ただの冷え性と思っていたら実は血管の病気だったという事があります。当院では詳しい検査などは出来ませんが、ご相談頂ければ専門病院へ紹介させて頂く事も可能です。良かったら一度ご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。