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昨日は晴れて3月並みの暖かさでしたが、今日は一日雨模様ですね。
また明日から寒くなって来るそうですので、暖かい格好で過ごす様にしていきましょう。早く暖かくなって欲しいものです。しかし、暖かい日が続くと花粉が飛ぶ季節に入ってきます。敏感な方はもう、花粉を感じているのでは無いでしょうか?
今回は皆さんご存じだと思いますが、花粉症についてブログを更新しました。良かったら最後までお読みください。
花粉症とは
「花粉症」という言葉は、実は近年になって誕生した病名です。日本で最初に「花粉症」として診断された例は、戦後の1961年(昭和36年)になってからでまだ60年くらいしか経っていません。それまでにも花粉によるアレルギー反応は多少なりともあったのだと推測されていますが、それらはまだ「花粉症」とは認知されておらず、明確に「花粉症」として報告され、研究が進んだのは戦後からです。
スギ花粉による花粉症が報告されたのは1964年(昭和39年)のことです。
スギ自体はそもそも日本固有の植物であるため、スギ花粉症は日本固有の症状だと言われています。スギ花粉が花粉症を引き起こすようになった原因だと考えられているのは、戦後にスギが急激に増えたことが原因と考えられています。
戦争により木々の多くが焼け落ちてしまったため、比較的成長が早いスギが日本各地で積極的に植林されました。そうして植えられたスギが揃って生育し、やがて花粉を一度に飛散させるようになり、その量が極めて大量であったことから人々の体質に悪影響を及ぼしたのではないかとする説が、スギ花粉症の原因として語られています。現在、日本人の40%ほどがスギ花粉症といわれています。
花粉の種類
原因となる植物は季節や地域により異なります。飛散時期を知っていることにより、早めの予防につながります。
下記は飛散時期の目安になります。
春:スギ(2月〜4月)、ヒノキ(3月〜5月)
秋:ブタクサ(8月〜10月)、ヨモギ(8月〜10月)
春から秋にかけて、イネ科の花粉も飛散します。日本では、ほぼ年間通して何らかの種類の花粉が飛散しています。
症状
花粉症の症状は、水のような「鼻水」と、繰り返す「くしゃみ」、「鼻づまり」が3大主徴です。目にもかゆみや異物感が生じ、花粉飛散量に比例して症状が悪化する傾向があります。鼻症状は呼吸がしづらくなるため、集中力の低下やよく眠れないなど、勉強や仕事、家事に大きな影響を及ぼす事があります。
治療方法
・内服薬(飲み薬)
抗ヒスタミン薬の飲み薬を使用します。症状が強い場合には、ロイコトリエン拮抗薬やステロイドの飲み薬も使用することもあります。
花粉が大量に飛散して今まで使用していた薬でも効き目が不十分になったときには、一時的により強い薬に変更したり、別の薬を追加することもあります。薬ごとの効果や眠気のデータはありますが、実際の効き具合や眠気には個人差があります。
効果があった薬、なかった薬の名前をお薬手帳などで確認してわかるようにしておくとよいでしょう。
・点眼薬(目薬)
目のかゆみが強い場合には、抗ヒスタミン薬やステロイドの目薬を使用します。
コンタクトレンズを装着している場合は、コンタクトレンズを外して点眼して、十分な間隔を空けてから装着してください。
・点鼻薬(鼻スプレー)
鼻水、鼻づまりが強い場合には、ステロイドや血管収縮薬の鼻スプレーを追加することがあります。
鼻水で薬が流れてしまうことがあるため、点鼻の前には鼻をよくかんで使用してください。
初期療法
初期療法とは、花粉が飛び始める前から内服薬などを開始する治療のことです。早めに内服を開始することにより、症状が出る時期を遅らせたり、花粉シーズン中のつらい症状を軽くする効果があり、本格飛散する2週間ほど前から開始します。スギ花粉症の方であれば、1月中旬から下旬頃から治療を開始します。
花粉症対策
いかがでしたでしょうか?花粉症は今や日本人の国民病と言っても過言では無い病気の一つです。当院でも軽症の方へのお薬の処方は可能です。重症な場合は専門病院へ紹介させて頂く場合がございます。
正しくお薬を使用し、少しでも症状を和らげて花粉症と向き合って行きましょう。最後までお読み頂き、ありがとうございました。