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大腸カメラ時の注意点

こんにちは。

梅雨入りしてからよく降りますね。ジメジメすると気分もしんどくなりますね。好きなことを考えたり、美味しいものを食べて気分をあげていきたいですね。

近頃、大腸カメラの検査希望をされる方が増えております。そこで、大腸カメラ前の注意点についてお伝えしたいと思います。是非見てみてください。

下部消化管内視鏡検査とは

肛門から内視鏡を挿入して大腸全体(直腸から盲腸まで)の内部を観察する検査です。一般的には大腸内視鏡検査、大腸カメラなどと呼ばれています。

下部消化管内視鏡検査では大腸全体の内部を鮮明に映し出すことができるため、大腸がんや大腸ポリープなど大腸内にしこりができる病気や、クローン病など大腸粘膜に炎症を引き起こす病気の有無を詳しく観察することが可能です。

また、内視鏡を通じて病変の組織を採取するための器具を大腸内部に挿入することができるため、検査と同時に病変組織の一部を採取して顕微鏡で観察し、どのような病気か特定する生検をすることも可能です。

排便コントロールをしましょう!

大腸カメラ検査は、大腸の中に消化されない食べ物や便が残っていると、検査で観察不良となり、病変の見逃し、検査時間の延長や再検査につながる可能性があるため、十分な前処置が必要となります。

せっかく受けていただく検査が無駄になってしまう可能性があります。

検査1週間前からは毎日排便が出ているようにしましょう。

検査の当日にたくさんの便を出そうとするとしんどくなってしまいます。1回でたくさんの便が出ると、迷走神経反射により血圧低下や徐脈になって気分不快が生じることがあります。

そこで、検査の1週間前からは毎日便が出ているように心がけましょう。検査の当日までに大腸の空き容量を作っておいてください。

便秘気味の方は?

普段から毎日、もしくは2日に1回排便のある場合は、普段通りでかまいません。

しかし、3日以上に1回程度しか排便がない方は、薬を服用し毎日もしくは2日に1回程度排便があるようにコントロールをしていただきたいです。その為、当院で便秘薬を処方する事も可能です。

 

食事について

大腸カメラ検査日から3日前より食事制限を開始してください。

食べるものによって、排便状態が変わり出にくくなりますので、消化に良いものを食べるようにしてください。食物繊維を多く含むもの、脂肪分の多いものは控えましょう。

・食物繊維を多く含むもの・・・野菜、豆、きのこ類、海藻、こんにゃく、ごま、ナッツ

・脂肪分の多いもの・・・脂肪が多い部位の肉、加工肉(ソーセージ、ベーコン)、鳥皮、油料理

食事制限をしているからといって食べすぎてしまえば消化に時間がかかってしまうので気をつけましょう。前日は消化の良いものを食べるようにしましょう。

当院では、検査用の食事も準備しています。消化が良い分、お腹が空きやすいです。その場合も、他のものを食べてお腹いっぱいにならないように注意してください。

検査食がお好みでない場合や仕事の都合上食べられない場合は、消化の良いものをご自分で準備していただき、お腹いっぱいは食べないようにしてください。

また、検査前日の夕食はできれば7時くらいには食べていただき、9時は回らないようにご注意ください

 

いかがでしたか?

大腸カメラの下剤というとネガティブなイメージが付きまといます。実際、検査よりも下剤を飲むのが大変と言われる方が多いのも事実です。しかし、下剤を飲んで腸の中を空にするということは、大腸カメラを受けるにあたり非常に大事なことなのです。その下剤を飲む前段階から前処置は始まっているのです。

その前処置が、今回お伝えさせていただいた排便コントロールと食事についてです。大腸カメラを受けられる際の参考にしていただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました

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