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当院ではインフルエンザワクチンの接種が10月4日から始まりました。
インフルエンザは皆さんも一度は罹った事があるのではないでしょうか?今回はインフルエンザとは何か、ワクチンの効果は有るのか等について説明していこうと思います。
インフルエンザ感染症とは
まず、そもそもインフルエンザ感染症とは何でしょう。インフルエンザ感染症はインフルエンザウィルスによって引き起こされる感染症です。毎年11月下旬から流行が始まり、2月頃が一番のピークで、春先には流行が落ち着きます。感染力はとても強く、飛沫感染で広がっていきます。
インフルエンザの型はA型・B型・C型がありますが、流行するのはA型とB型で、毎年流行する型が違います。また、少しずつ変異していて、去年もかかったのに今年もかかったなんて事もよくある事です。
インフルエンザ感染症の症状
普通の風邪の多くは咳や喉の痛みなどがあり、3~4日程度で軽快します。インフルエンザは高い発熱(38度以上)と全身倦怠感です。また、頭痛や筋肉痛が出る事もあります。インフルエンザ感染症の怖いところはインフルエンザ脳症や気管支炎・肺炎を引き起こし重症化する可能性があります。
インフルエンザ脳症・・・主に小児に引き起こされる症状ですが、近年では成人でも脳症になると報告があり注意が必要です。
気管支炎・肺炎・・・高齢であったり、基礎疾患があったり、免疫力が低下している場合重症化する事があります。
インフルエンザワクチンについて
インフルエンザワクチンはインフルエンザウィルスを不活化した状態(感染力を無くした状態)で接種します。ワクチン接種をすると、この不活化したウィルスと戦わせ免疫力を獲得します。
このワクチンは今年流行するであろう型を予想して製造されます。そして製造されたワクチンを流通させますので、予想が外れるとワクチンの有効率が低下してしまいます。
インフルエンザワクチンの効果は?
インフルエンザワクチンを接種すると、65歳以下の人のインフルエンザ発症割合を70~90%低下させることが出来ます。また、65歳以上の健康な高齢者では重症化して入院する割合を30~70%低下させるとの報告もあります。
また、インフルエンザワクチンの免疫は約5か月で無くなります。その為、毎年ワクチン接種を行う必要があります。また、2月に流行のピークを迎える為、11月中か遅くとも12月上旬までにワクチン接種する事が推奨されます。
コロナワクチンとの兼ね合い
コロナワクチンの3回目の接種が話題に上がっていますが、まだ正式発表には至っていません。もしコロナワクチンを打つのであれば、インフルエンザワクチンを打ってから2週間空ければ大丈夫です。コロナワクチンが先でも同じで2週間空ければ大丈夫です。
当院では13歳以上がインフルエンザワクチン接種可能です。65歳以下の方は11月頃からの予約開始となりますので、当院ホームページやLINE等で発信していきますので確認していただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。