お腹の鳴る音|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

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お腹の鳴る音

お腹の鳴る音|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

2026年8月17日

こんにちは。
大阪府羽曳野市にあります、医療法人好友会ひらたクリニックです。

先週はお盆休みを頂戴しておりました。皆さんはお盆休み楽しめましたか?
当院では本日より通常通り診察を行っております。

さて皆さんは、静かな会議中や授業中、映画館などで突然「グーッ」とお腹が鳴ってしまい、恥ずかしい思いをした経験はありませんか?
私はまさにそのタイプで、「今だけは鳴らないで…」と思っている時ほど、お腹が元気に自己主張してしまいます。周りが静かであればあるほど音が響いてしまい、何とも気まずい気持ちになりますよね。

「お腹が鳴る=お腹が空いた」というイメージを持っている方は多いと思います。しかし実は、お腹の音は単なる空腹のサインではありません。私たちの胃や腸が健康を保つために行っている、大切な働きの一つなのです。

今回は、「なぜお腹は鳴るのか?」という身近な疑問についてお話しします。
良かったら最後までお読みください。

お腹の音は「胃や腸のお掃除」の音

私たちは食事をすると、胃や腸が食べ物を消化・吸収するために活発に働きます。そして食べ物がほぼなくなって数時間が経つと、今度は胃や小腸の中をきれいに掃除するための運動が始まります。

この働きは「空腹期収縮(MMC:Migrating Motor Complex)」と呼ばれ、医学的には「伝播性消化管収縮」ともいいます。

胃から小腸へ波のように収縮が伝わり、食べ残しや消化液、古くなった細菌などを腸の先へ送り出す働きをしています。例えるなら、食後の食器洗いや部屋の掃除のようなものです。
この時、胃や腸の中に残っている空気や少量の液体が一緒に動くことで、「グー」「ギュルギュル」という音が発生します。
つまり、お腹が鳴るのは胃腸が正常に働いている証拠であり、多くの場合は心配する必要のない自然な現象なのです。

なぜ空腹の時に鳴りやすいの?

この空腹期収縮は、食事中や食後すぐには起こりません。

一般的には、食後4~6時間ほど経って胃の中が空になる頃に始まります。そのため、「お腹が空いた」と感じるタイミングと重なり、「空腹だから音が鳴る」と思われているのです。

実際には、空腹そのものが原因ではなく、「胃や腸の掃除が始まりました」というサインと考えると分かりやすいでしょう。

お腹が鳴りやすい人の特徴

同じように食事をしていても、お腹が鳴りやすい人とそうでない人がいます。

例えば、

・食事と食事の間隔が長い人
・痩せ型の人
・胃腸の動きが活発な人
・早食いで空気を飲み込みやすい人
・炭酸飲料をよく飲む人

などは、お腹の音が目立ちやすい傾向があります。

また、緊張すると「自律神経」のバランスが変化し、胃腸の動きが普段より活発になったり敏感になったりするため、お腹の音が気になりやすくなることがあります。

人前でお腹を鳴らさないための工夫

お腹の音を完全に止めることは難しいですが、ちょっとした工夫で目立ちにくくできることがあります。
まずおすすめなのは、少量の水を飲むことです。胃の中の動きが落ち着き、音が和らぐことがあります。

また、緊張している時は深呼吸をして気持ちを落ち着かせることも効果的です。リラックスすることで、自律神経の働きが整い、胃腸の過剰な動きを抑えられることがあります。
さらに、長時間食事ができない日は、小さなおにぎりやクラッカー、ビスケットなどを少量食べるだけでも空腹期収縮が一旦止まり、お腹が鳴りにくくなります。
普段からゆっくりよく噛んで食べることも大切です。早食いは空気を一緒に飲み込みやすく、お腹の音や張りの原因になることがあります。

お腹が鳴ること以外の症状がある時は要注意

お腹が鳴ること自体は、ほとんどの場合心配のいらない生理現象です。
しかし、

・強い腹痛が続く
・下痢や便秘が長く続く
・血便や黒い便が出る
・急激な体重減少がある
・お腹の張りが強く、吐き気や嘔吐を伴う
・お腹の音が全くしなくなった、または異常に続く

このような症状がある場合には、胃や腸の病気が隠れている可能性があります。
胃潰瘍や腸閉塞、炎症性腸疾患、大腸がんなど、早めの診断と治療が大切な病気もありますので、「いつもと違う」と感じたら我慢せず、早めに医療機関を受診してください。

「グー」は体が元気に働いているサイン

お腹が鳴ると、どうしても恥ずかしく感じてしまいます。しかし、その多くは胃や腸が次の食事に備えて一生懸命掃除をしている証拠です。
私たちの体には、自分では意識しなくても健康を守るための素晴らしい仕組みがたくさん備わっています。
もし静かな場所で「グー」と鳴ってしまったら、「胃腸が今日もしっかり働いてくれているんだな」と少し気楽に考えてみてください。

もちろん、お腹の音だけでなく、腹痛や血便、体重減少など気になる症状が続く場合には、病気が隠れていることもあります。
「少し気になるな」「一度相談してみようかな」と思われた時は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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