2026年2月09日

こんにちは。
ひらたクリニックです。
この週末は寒気がきて、とても寒かったですね。火曜くらいから少し暖かくなるみたいですね。
早く春がきて欲しものです。
さて2月14日、バレンタインデー。
街はチョコレートであふれ、胃袋も心も甘く満たされる季節です。
しかし――おなかの立場から見ると、この日は「胃腸が酷使されやすい日」でもあります。
実は、胃や腸はチョコレートに対して、必ずしもロマンチックな感情を抱いていません。
今回は、そんな“チョコレートとおなかの意外な関係”を、バレンタインにちなんでお話しします。
良かったら最後までお読みください。
チョコレートは胃にやさしい?実は“刺激物”です
チョコレートの主成分であるカカオには、ポリフェノールなど体に良い成分が含まれています。
そのため「チョコは健康に良い」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
しかし消化器の視点では、話は少し変わります。
チョコレートには
・脂肪分
・カフェイン
・テオブロミン
といった、胃酸分泌を促進する成分が含まれています。
つまり、空腹時や食べ過ぎた場合、胃はフル稼働状態に。
胃もたれ、胸やけ、胃痛――
バレンタイン翌日にこうした症状が出るのは、決して偶然ではありません。
逆流性食道炎とチョコレートの“甘くない関係”
特に注意が必要なのが、逆流性食道炎をお持ちの方。
チョコレートやカカオに含まれる「テオブロミン」は、食道と胃の境目にある「下部食道括約筋」を緩める作用があります。
その結果、胃酸が食道へ逆流しやすくなり、
・胸のムカムカ
・喉の違和感
・夜間の胸やけ
を引き起こしやすくなります。
「夜にチョコを食べて、横になったら胸やけが…」
これは、消化器内科では“あるある”のエピソードです。
腸もチョコに振り回されている?
意外かもしれませんが、チョコレートは腸にも影響します。
・便秘が悪化する人
・逆にお腹がゆるくなる人
反応は人それぞれですが、これは脂質や糖分、腸内環境の違いによるものです。
特に普段からお腹の調子が不安定な方は、「少量ならOK、大量はNG」が基本です。
胃腸にやさしいチョコの食べ方
せっかくのバレンタイン、我慢ばかりでは味気ないですよね。
そこで、胃腸を守りつつ楽しむためのポイントを。
・空腹時は避ける
・一気食いせず、少量をゆっくり
・夜遅くは控える
・ミルク多めより、カカオ高配合を少し
これだけでも、胃腸への負担は大きく変わります。
胃腸は、あなたの「生活習慣」を映す鏡です
バレンタインのチョコは、実は胃腸からのメッセージを受け取るチャンスでもあります。
「最近、胃もたれしやすい」
「胸やけが続く」
「便通が安定しない」
そんなサインがある場合、チョコが原因ではなく、胃腸の不調が表に出ただけかもしれません。
バレンタインは年に一度。
でも、胃腸は365日休まず働いています。
「これくらい大丈夫」と思わず、気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。