2026年4月13日

こんにちは。
大阪府羽曳野市にある医療法人好友会ひらたクリニックです。
4月も中旬に差し掛かり、桜の時期が終わろうとしています。
近年は暑くなるのが早いので、春の陽気を楽しむ期間が短いですね。適度に水分を摂りつつ気温上昇に備えましょう。
気温上昇とともに腕を出す機会が増えると、露出のある部分の傷などが気になりますよね。
採血後の内出血が気になる方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も内出血になったことがあります。
そこで今回は、採血で内出血が起きる原因についてお伝えしたいと思います。よければ読んでみてください。
内出血とは?
一般的には『あざ』と呼ばれます。医療用語では『皮下出血』です。
採血後に内出血が起きてしまう原因は、主に4つあります。
1.血管を探している間に血管外に血液が漏れた
一般的に採血を行う際、針を刺す前に上腕の部分を圧迫し、針が刺さりやすい血管を探します。 ただ、人によってはせっかく血管を見つけても針を刺したあとに血管が逃げてしまうことがあるのです。その際、一度刺して穴が開いた血管から血液が漏れてしまい、内出血を引き起こす場合があります。
2.採血中に腕が動いてしまった
採血中に腕が動いてしまうと、血管や針の位置がずれてしまうことがあります。
どちらも位置がずれると、穿刺していない部分にも傷がつく可能性があり、その傷ついた部分から血が漏れて内出血が起こってしまうのです。
3.採血中の針の固定が甘かった
採血中は、針が血管を貫通しないように角度を浅めにして穿刺します。ただ、浅めに穿刺する際は針をしっかり固定しないと穿刺部位とは別の部分に針が刺さってしまいます。
それにより穿刺部位ではない箇所から血液が漏れて内出血が起こってしまうのです。
4.採血後の圧迫が足りなかった
採血後にしっかり圧迫をしないと、穿刺した部位から血液が漏れて内出血を起こしてしまいます。採血後に「押さえていてください」と伝えても、揉んでしまう人がいます。揉んでしまうと皮膚と血管の間に血液が入り込み内出血したような跡が残ってしまいます。
内出血になりやすいのはどんな人?
・高齢者や血管が細い人
・血管が深い人(パッと見た目では見えない人、指で触れてもわからない人)
・採血後の止血圧迫が足りない人
・採血部分を揉んでしまった人
・血液をサラサラにする薬を服用している人
内出血にならないために
・止血を十分に(5分程度は止血圧迫を行う)すること
・しっかりと針を刺した部分を押さえること
・止血時には揉まないこと
・採血した腕に負荷をかけすぎないこと
内出血ができても自然に改善します
内出血が止まったかは目視では確認できません。したがって、待合室に戻った後も止血すると内出血、あざの予防になると考えられます。
約7~10日ほどで色は落ち着いてきます。内出血後の皮膚の見た目は、青紫 → 赤紫 → 黄色
というように色が変化し、自然に吸収されていきます。痛みが強い場合は、冷却(アイスノンにガーゼタオルを巻いて)すると和らぐこともあります。
採血後に止血圧迫をお願いするのですが、自分はすぐに血が止まるから大丈夫、と圧迫されない方がいます。時々、待合室で止血できておらず、血が漏れている方がいらっしゃいます。
皆様にお願いしたいのは採血後は5分程度しっかり圧迫をしていただきたいということです。
杖をついている方、圧迫を行いながらの歩行が難しい方、サラサラの薬を服用されている方、大きな荷物を持っていて圧迫が難しい方は、止血ベルトを巻かせていただいています。それ以外のご自身で止血圧迫ができる方はしっかり圧迫をしていただきたいと思います。

止血ベルトを巻かせていただいた時は、こちらで回収をさせていただくようにさせてもらっています。しかし、冬場は上着を着ると目視での確認ができず回収忘れがあります。
内出血防止のために巻かせていただいています。数にも限りがありますので、巻いたまま帰宅された場合、お手数ですが次回の受診時に持参していただけると大変助かります。
よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。