自己免疫性肝炎とは|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

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自己免疫性肝炎とは

自己免疫性肝炎とは|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

2026年4月06日

こんにちは。
大阪府羽曳野市にある「医療法人好友会 ひらたクリニック」です。

健康診断で「肝機能の数値が高い」と指摘された事はありませんか。
特にお酒をあまり飲まない方の場合、「なぜ?」と疑問に思われることも多いでしょう。
その原因の一つに、自己免疫性肝炎があります。
放置すると肝硬変へ進行する可能性もあるため、正しい知識を知っておくことが大切です。今回はそんな「自己免疫性肝炎」について分かりやすく解説します。
良かったら最後までお読みください。

▶︎自己免疫性肝炎とは?

自己免疫性肝炎とは、本来は細菌やウイルスなどの外敵から体を守る「免疫」が、誤って自分自身の肝臓の細胞を攻撃してしまうことで起こる病気です。いわば、体の防御システムが過剰に働き、自分の臓器を傷つけてしまう状態といえます。
原因はまだ完全には解明されていませんが、もともとの体質(遺伝的要因)に加えて、ウイルス感染や薬剤の影響、ストレスなどが引き金になると考えられています。また、この病気は中年以降の女性に多く見られるという特徴があり、女性は男性に比べて数倍発症しやすいとされています。
炎症が長期間続くと、肝臓の組織が徐々に硬くなり、最終的には肝硬変へ進行することがあります。しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、病気の進行を抑えることが可能です。

▶︎どんな症状が出るの?

自己免疫性肝炎は、初期にはほとんど症状がないことが多く、「気づかないうちに進行していた」というケースも少なくありません。そのため、多くの方が健康診断の血液検査で異常を指摘されて初めて気づきます。
症状が出る場合には、以下のようなものが見られます。
・体のだるさ(倦怠感)
・食欲不振
・微熱
・関節痛
・吐き気や不快感
さらに進行すると、皮膚や白目が黄色くなる「黄疸」、尿の色が濃くなるといった症状が現れることもあります。
ただし、これらの症状は日常的な体調不良と区別がつきにくいため、「なんとなく調子が悪い状態が続いている」「疲れやすさが取れない」といった段階でも、一度検査を受けることが大切です。

▶︎どうやって診断するの?

診断は、いくつかの検査を組み合わせて総合的に判断します。
まず血液検査では、AST・ALTといった肝機能の数値を確認するとともに、自己抗体(免疫の異常を示す指標)やIgGと呼ばれる免疫グロブリンの値を調べます。これらが特徴的なパターンを示すことで、自己免疫性肝炎が疑われます。
次に、腹部超音波検査(エコー)やCT検査を行い、肝臓の形や硬さ、脂肪肝や腫瘍など他の病気がないかを確認します。
さらに詳しい評価が必要な場合には、「肝生検」という検査を行うことがあります。これは肝臓の組織を一部採取し、顕微鏡で炎症の程度や細胞の状態を詳しく調べる検査で、診断の確定や重症度の判断に役立ちます。

▶︎早めの受診が大切です

自己免疫性肝炎は、適切な治療を行えば炎症をコントロールできる病気です。主にステロイドなどの薬を用いて免疫の働きを抑え、肝臓への攻撃を和らげていきます。治療は長期間にわたることもありますが、きちんと継続することで、日常生活を大きく制限することなく過ごせるケースも多くあります。
一方で、症状が軽いからといって放置してしまうと、気づかないうちに肝硬変や肝不全へと進行するリスクがあります。
「お酒を飲まないのに肝機能が高い」
「健診で毎回同じ異常を指摘される」
「なんとなく体調不良が続いている」
このような方は、一度しっかりと検査を受けることをおすすめします。

今回は自己免疫性肝炎について解説しました。
気になる症状や検査結果について不安がある方は、早めに医療機関へご相談ください。
当院でも、丁寧に診察・ご説明を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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