防災とお薬|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

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防災とお薬

防災とお薬|医療法人 好友会 ひらたクリニック|羽曳野市、古市駅の消化器内科・内視鏡内科・内科

2025年9月01日

こんにちは。
ひらたクリニックです。
今日から9月ですね。今年も3分の2が過ぎて、残す所4か月になりました。

さて、本日9月1日は「防災の日」です。
日本は地震や台風、豪雨など、思いがけない自然災害が起こりやすい国です。ニュースを見て「備えておかなきゃ」と思う方も多いのではないでしょうか。
本日は防災とお薬についてブログを作成しましたので、良かったらお読みください。

防災とお薬

防災グッズといえば、飲み水や食べ物、懐中電灯などをイメージしますよね。もちろんそれも大切ですが、忘れてはいけないのが「お薬の備え」です。特に持病のある方にとって、薬は毎日の生活に欠かせないもの。いざという時に薬が手に入らないと、体調を崩したり命に関わることもあります。
大きな災害が起こると、病院や薬局がすぐには利用できなくなることがあります。
避難する時に薬を持ち出せなかった・どんな薬を飲んでいるか説明できない・かかりつけの病院が閉まっていて処方がもらえない等々。
そんな状況になってしまうと、本当に不安ですよね。特に血圧や糖尿病、心臓や喘息のお薬など、毎日欠かせない方はとても困ってしまいます。

お薬手帳の重要性

そこで力を発揮してくれるのが「お薬手帳」です。
お薬手帳には、今飲んでいる薬の名前や量、飲むタイミング、そしてアレルギーや副作用の記録も書かれています。
この手帳を持っていれば、もし初めて会うお医者さんや薬剤師に診てもらうことになっても、正しくお薬を準備してもらうことができます。
たとえば…
「この方は血圧の薬を毎朝飲んでいる」
「糖尿病のお薬はこの種類を服用中」
「以前この薬でアレルギーが出たことがある」
そんな大切な情報が一目で分かるので、安心して治療を続けることができます。

災害に備えて出来る工夫

それでは、日ごろからどんな備えをしておけば安心でしょうか?
お薬手帳を持ち歩く普段からお薬手帳をバッグやお財布に入れておくと、外出先で災害にあっても安心です。最近はスマートフォンのアプリでも管理できるので、紙とデジタルの両方を利用しておくとより安全です。

少し余裕をもって薬を管理
薬が残りわずかになってから受診するのではなく、「あと1週間分くらい残っている時」に次の薬をもらっておくと、災害時に助かります。かかりつけの先生や薬剤師さんに相談してみてくださいね。

薬の名前をメモしておく
万一お薬手帳を忘れたり無くしてしまっても、薬の名前や量を紙に書いておくだけで大きな助けになります。薬の箱や説明書を防災袋に入れておくのもおすすめです。

アレルギーや持病を書き出す
避難所や臨時の診療所では、初めて会う先生に診てもらうことがあります。アレルギーの有無や持病、かかりつけ病院の名前などをメモしておけば、より安心です。

避難所や在宅避難で気をつけたいこと

避難所では慣れない生活で体調を崩す方も少なくありません。
薬を飲む時間を守ることはもちろん、十分に水分をとったり、食事のリズムを整えることも大切です。
また、ご自宅で避難される場合も停電や断水で薬の管理が難しくなることがあります。特にインスリンなど温度管理が必要なお薬を使っている方は、災害時の保管方法を事前にかかりつけで相談しておきましょう。

まとめ

災害はいつ起こるか分かりません。
でも「備えておく」ことで、不安をぐっと減らすことができます。
●お薬手帳を普段から持ち歩く
●1週間分くらい余裕をもって薬を確保しておく
●アレルギーや持病をメモしておく
この3つを心がけるだけで、もしもの時に安心して過ごせます。
「防災の日」は、自分やご家族のお薬を見直す良い機会です。お薬手帳を確認したり、防災袋に薬を入れたり、ちょっとした準備を始めてみませんか?
お薬の備えは、あなたと大切な人の健康を守る小さな“お守り”になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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