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虚血性腸炎とは


こんにちは◎今回は虚血性腸炎について説明したいと思います。

虚血性腸炎とは

この虚血性腸炎は大腸の粘膜を養う血管が何らかの理由で一時的に血流障害を引き起こし、虚血(血液の不足)になり大腸粘膜が炎症を起こす病気です。この血流障害は突然起こりますので、腹痛も突然起こります。

原因

血流障害を引き起こす主な原因は『便秘』です。排便時に強くいきんで腹圧がかかった時に、大腸粘膜への血流障害が引き起こされ、発症します。また、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病によって動脈硬化が進んでいたり、脱水などで血液がドロドロになっていると発症のリスクが高くなります。こうした事から高齢の方に多い病気となっています。しかし、若年者であっても血管が一時的に痙攣を起こして血流障害を引き起こす場合もあります。

症状

一番大きな特徴として、突然引き起こされる腹痛があげられます。左の下腹部から下腹にかけての痛みが多く、徐々に痛みが強くなり、吐き気や嘔吐、強い痛みに冷や汗が出る場合もあります。さらに症状がひどくなると出血を伴う血便が出る場合もあります。またごく稀ですが、重症化すると腸閉塞を起こしたり、腸管壊死を起こしショック状態になる場合もあります。

検査

症状が起きた時の状態を確認し、血液検査や腹部エコーやCT検査、大腸カメラなどから必要な検査を用いて診断します。基本的に大腸カメラは腹痛が落ち着いてしばらくしてから検査を行います。稀に大腸がんなどの重篤な病気が隠れている場合があり、痛みの原因を調べる為、大腸内視鏡検査を用いて診断を行います。虚血性腸炎の状態によっては、大腸カメラの挿入が難しく痛みを伴う場合がありますが、当院では麻酔を用いてなるべく苦痛を感じないように検査を行います。

治療方法

多くの場合は一時的な血流障害が原因の為、数日すれば症状が改善します。軽症の場合は自宅で安静にしていただき、お薬での治療となります。この時腸を休ませる事が必要となりますので、腸に負担のかからない消化の良い食事を食べていただくか入院で絶食・点滴の加療となります。重症の場合には入院が必要となり、最悪の場合手術となる事もあります。

この虚血性腸炎は再発する事が多く、一度でも発症したら血流障害の原因となっている便秘や生活習慣病の見直しが必要になってきます。

 

今回は虚血性腸炎について説明いたしました。よく似た病気に潰瘍性大腸炎や大腸がんがありますので、腹痛が落ち着いたら大腸カメラを行う事をオススメします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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