ひらたクリニック

ひらたクリニック

MENU

ブログ

blog

抗血栓薬と内視鏡検査


こんにちは。内視鏡検査を受ける時の問診で抗血栓薬(血をサラサラにする薬)の内服は無いですか?という質問があります。

検査を受ける時にとても大切な質問の1つです。

なぜお聞きしているのか、今日は説明していきたいと思います。

抗血栓薬(血をサラサラにする薬)とは

まず、抗血栓薬とは何でしょうか?抗血栓薬は大きく分けて抗凝固剤と抗血小板薬の2種類あります。

  • 抗凝固剤・・・血が固まるための因子を阻害し、血が固まりにくくするお薬です。血流の遅い血管などで血栓が出来ない様にします。(主なお薬:ワーファリン、リクシアナ、エリキュース、プラザキサ等)
  • 抗血小板剤・・・血小板の働きを抑え、血流の早いところでの血栓が出来ない様にします。(主なお薬:バイアスピリン、シロスタゾール、エフィエント、プラビックス等)

 

この2種類は作用が違いますが、どちらも血栓を予防するために使用され、まとめて血をサラサラにするお薬として説明されることがあります。脳梗塞や心筋梗塞、不整脈など様々な病気で飲まれており、内服している間は出血しやすい状態になっています。また、病気の種類や状態によって1種類だけ内服の場合もあれば、2種類以上内服する場合もあります。

胃カメラと抗血栓薬

胃カメラ検査の時は出血のリスクが低く、基本的には抗血栓薬1種類だけの場合休薬しない事がほとんどです。組織の検査は可能です。

2種類以上内服されている場合は、お薬を中止していただかないと組織の検査が出来ない可能性があります。※胃カメラの検査自体は可能です。

大腸カメラと抗血栓薬

大腸カメラ検査の時、小さいポリープがあれば取る事が出来ます。しかし、ポリープを取ると傷口が大きくなる為、出血のリスクが上がります。その為、抗血栓薬を内服している場合、お薬を中止していただかないと取る事が出来ません。せっかく大量の下剤を飲んで、検査に来ていただいても、抗血栓薬を内服している事が判明すると、後日検査を行い切除となります。※大腸カメラ検査自体は可能です。

休薬のリスク

上記で説明しましたように、抗血栓薬を内服している場合、組織の検査やポリープを取る事が出来ない場合があります。しかし、抗血栓薬を休薬する事で、病気が再発したり、悪化する可能性も考えられます。

抗血栓薬を内服している場合、処方していただいている先生に休薬をしても良いか確認を取る場合があります。確認する場合、少し時間がかかりますので、抗血栓薬を飲まれている場合、検査の2週間前には一度受診して、ご相談頂きたいと思います。

休薬期間

お薬の種類によって休薬する期間が違います。

短いお薬では当日だけ飲まなくても良い薬や、長いお薬では1週間前から休薬しないといけないお薬もあります。また2種類以上内服している場合、1種類は5日前、もう1種類は3日前みたいに日数が違いややこしくなってしまう場合があります。

処方していただいている先生に休薬しても大丈夫とお返事を頂いても、休薬は必要最低限にしておかないといけません。自己判断で長く休薬される方が稀におられますが、休薬のリスクが高くなりますので、先生の指示に従って頂きたいと思います。

 

いかがでしたでしょうか?抗血栓薬は内視鏡検査の時に休薬が必要な可能性が有るため、内服している方は早めの受診をお願いいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ

pagetop