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内視鏡検査時の麻酔のお薬について


今週は大型台風が近づいてくるみたいですね。台風の備えをしっかりしておきましょう 🙂

さて、今回のブログは内視鏡検査時に使用する麻酔のお薬についてです。

効果や副作用など詳しく説明していきたいと思います。良かったら最後までお読みください☆

麻酔のお薬

内視鏡検査の時に使用する麻酔は大きく分けて喉の麻酔になる表面麻酔(局所麻酔)と注射で行う静脈麻酔(全身麻酔)とがあります。

表面麻酔(局所麻酔)・・・この麻酔は胃カメラ時にしか登場しません。喉の反射を抑える為に、局所(喉だけ)に麻酔を行う方法です。方法はキシロカインビスカス2%を口に含んで頂きます。1分後に飲み込んで頂き、喉の奥にまで麻酔を行き渡らせます。喉は異物に対しての反応が敏感です。この反応(えづいたり、むせる反応)を軽減させるために使用します。

静脈麻酔(全身麻酔)・・・この麻酔はその名の通り静脈にお薬を注射する方法の麻酔です。血液にお薬が入りますので、全身麻酔の一種になります。当院ではミダゾラムとペチジンの2種類のお薬を検査の内容や年齢、体格、前回の検査時の効き方によって増減しています。

薬の詳細

キシロカインビスカス2%・・・成分はリドカイン塩酸塩であり、歯医者さんの注射で使われるお薬と同成分が入っています。味は甘く苦い感じがあり、正直すごく不味いです。口に含んでから1分で飲み込みますが、2~5分程度で効果が表れ、約1時間で効果が無くなります。

ミダゾラム・・・成分はミダゾラムであり、鎮静剤の一つです。この鎮静剤は眠気を誘発するお薬で、投与するとぼーっとして良く効く方は寝てしまいます。検査の時の事をあまり覚えていないのは、このお薬の効果によるものです。

ペチジン・・・成分はペチジン塩酸塩であり、鎮痛、鎮静効果のあるお薬です。このお薬は痛みを取る目的で使用されます。投与するとふわっとした感じになり、いい気分になるそうです。(使用した方の体験談)このお薬だけの場合は寝る事は無く、起きながら検査を受けているような状態になります。

お薬の副作用

キシロカインビスカス2%・・・キシロカインにはキシロカインショックと言われるショックを起こす事が稀にあります。検査前に歯医者さんの麻酔で気分不良になられた事がある方は、キシロカインショックを起こす可能性が有りますので注意が必要です。問診でもお聞きしておりますので必ず、記入をしてください。また、喉の麻酔になりますので、舌や頬っぺたの感覚が鈍くなります。口の中を噛んでしまったり、唾液を誤嚥したりする可能性があります。

ミダゾラム・ペチジン・・・この2つの薬は作用が似ていて、共通の副作用が多く一緒に説明していきます。

・呼吸抑制作用・・・この薬には呼吸抑制作用があり、呼吸が少なくなってしまう可能性があります。その為、検査中はモニター(パルスオキシメーター:SpO2)を装着し呼吸がちゃんと出来ているか確認しています。

・血圧低下・・・薬の作用に血圧の低下もあります。検査中は血圧計を装着しいつでも測定できるようにしておきます。

・傾眠傾向・・・鎮静効果が強く出ると、長時間眠さがとれず、フラフラしている状態になる事があります。お薬が良く効く方はしっかり休んでから帰って頂きます。

・頭痛・嘔吐・・・まれに頭痛や吐き気を催してしまいます。検査後すぐに表れる場合や帰宅してから現れる場合もあります。頭痛や吐き気を予防するには飲食可能な時間になったら、水分をしっかり取っていただき、お薬を体外へ排泄する事が大切です。

・静脈炎・・・お薬を投与した血管が炎症を起こしてしまう状態です。お薬を投与した際に痛みが出たり、血管が赤く腫れてしまいます。時間が経つと元に戻ります。

ミダゾラムの副作用・・・ミダゾラムの副作用に眼圧が上昇があります。緑内障には大きく分けて解放隅角緑内障と閉塞隅角・挟隅角緑内障があり、閉塞隅角・挟隅角緑内障の場合は検査後、目が見えにくくなる場合があり、使用出来ません。問診でもお聞きしていますので、記入をお願いします。

上記以外にも副作用の報告もあります。また妊娠中や授乳中の場合、お薬の使用が制限されることがあります。一度ご相談いただければと思います。

 

いかがでしたでしょうか?麻酔のお薬を使って検査をすると楽に検査を受ける事が出来ますが、副作用がある事も知っていて頂きたいと思います。最後までお読み頂きありがとうございました。

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