2026年6月01日

こんにちは。
羽曳野市にあります、医療法人好友会ひらたクリニックです。
近年は春の終わり頃から気温が高くなる日が増え、夏の暑さが長期間続くようになってきました。
特に梅雨明け前後や急に気温が上昇した日は、まだ体が暑さに慣れておらず、熱中症のリスクが高くなります。
毎年ニュースでも話題になりますが、熱中症は誰にでも起こる可能性があり、時には命に関わる危険な状態になることもあります。
今回は、熱中症の予防と対策について改めてお伝えしたいと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
【熱中症とは?】
熱中症とは、高温多湿な環境の中で体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことです。大量の汗をかくことで水分や塩分のバランスが崩れ、体にさまざまな症状が現れます。
屋外だけでなく、室内でも発症することがあり、特に高齢者や小さなお子さんは注意が必要です。また、睡眠不足や体調不良、脱水状態なども熱中症を起こしやすくする原因となります。
【熱中症の主な症状】
熱中症の症状は軽症から重症までさまざまです。
・めまい、立ちくらみ
・頭痛
・吐き気、嘔吐
・筋肉のけいれん
・大量の汗、または汗が出ない
・強い倦怠感や脱力感
・体温の上昇
・意識がぼんやりする
・呼びかけへの反応が鈍い
このような症状が見られた場合は、無理をせず早めに対応することが大切です。特に意識障害や自力で水分摂取ができない場合は、すぐに医療機関を受診するか救急車を呼びましょう。
【熱中症を予防するために】
① こまめな水分補給
喉が渇く前に水分を摂ることが大切です。特に高温環境では汗とともに水分が失われるため、定期的な水分補給を心がけましょう。
外出時や運動時はもちろん、室内で過ごしている時でも水分補給は必要です。また、大量に汗をかいた場合には、水だけでなく塩分補給も重要になります。スポーツドリンクや経口補水液を上手に利用しましょう。
② エアコンを適切に使用する
「まだ我慢できるから」と暑さを我慢してしまう方もいますが、室温の上昇は非常に危険です。特に高齢者は暑さを感じにくくなるため注意が必要です。
室温は28℃以下を目安にし、エアコンや扇風機を活用して快適な環境を整えましょう。夜間も熱中症になることがあるため、寝る前や就寝中の室温管理も大切です。
③ 服装を工夫する
通気性が良く、汗を吸収しやすい服装を選びましょう。黒い服は熱を吸収しやすいため、白や淡い色の衣類がおすすめです。
外出時には帽子や日傘を使用し、直射日光を避ける工夫も大切です。
④ 無理をしない
暑い時間帯の長時間の外出や運動はできるだけ避けましょう。特に気温が高くなる昼頃から夕方にかけては注意が必要です。
運動や作業を行う際は、こまめに休憩を取り、少しでも体調に異変を感じたら無理をせず休みましょう。
⑤ 十分な睡眠と食事
睡眠不足や栄養不足は熱中症のリスクを高めます。朝食を抜いた状態で外出すると、体調を崩しやすくなります。
バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけ、暑さに負けない体づくりを行いましょう。
【熱中症が疑われる時の対処法】
熱中症かな?と思った時は、まず涼しい場所へ移動しましょう。エアコンの効いた室内や日陰で安静にし、衣服をゆるめて体を冷やします。
首、脇の下、足の付け根など太い血管が通る部分を冷やすと効果的です。
意識がはっきりしている場合は、水分や塩分を補給しましょう。
ただし、呼びかけへの反応が悪い場合や、水分を飲めない場合は危険な状態です。無理に飲ませず、すぐに救急要請をしてください。
【周囲の方への気配りも大切です】
高齢者や小さなお子さんは、自分で体調の変化に気付きにくいことがあります。周囲の方が「水分を摂っていますか?」「暑くないですか?」と声をかけることも大切な予防につながります。
また、車内は短時間でも高温になります。小さなお子さんを車内に残したままにすることは絶対に避けましょう。
いかがでしたか?
熱中症は、日頃の予防を意識することで防げる病気です。しかし、「自分は大丈夫」と思っている時ほど注意が必要です。これからさらに暑くなる季節を迎えますので、無理をせず、こまめな水分補給と休息を心がけながら、安全に夏を過ごしましょう。
もし気になる症状がある場合や、体調に不安がある際は、早めに医療機関へご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。